(一社)声楽家団体アンフィニ=新子安=が主催するオペラのコンサートが4月6日にみなとみらいホールで行われた。平沼小学校=西区=の児童100人と保護者が招待された。

同団体は川崎や横浜を拠点にオペラの公演やコンサートを実施している。今回、子どもたちに魅力を知ってもらおうと企画された。

同団体の代表を務める秋山泰一さんは、「オペラは愛情や憎しみなどの感情が詰まっており、登場人物の思いを疑似体験することができる。楽しみながら人の心に触れて、豊かな人になってほしい」と話した。

伊オペラを鑑賞

公演では、イタリアオペラで人気の高いヴェルディの作品『イル・トロヴァトーレ』が上演された。迫力があり、美しくメロディックな楽曲の数々を日本を代表するオペラ歌手が歌い上げた。

初めてオペラを鑑賞した田中瑛人さん(9)は物語を事前に予習してきたといい「内容が分かり、面白かった」と話した。粟野千佳さん(9)は「言葉は分からなかったけど、怒っている、悲しんでいるということは伝わった。他のコンサートも見てみたい」と音楽や舞台鑑賞の関心が深まった様子だった。