プロバスケットボール男子B3・横浜エクセレンスが4月19日と20日の2日間、アウェーで行われたプレーオフ準々決勝で、リーグ3位の「鹿児島レブナイズ」と対戦した。

初日は今シーズンの年間ベスト5に選ばれた鹿児島のアンソニー・ゲインズ・ジュニア選手らを中心とした鹿児島の猛攻に押され、前半だけで20得点を許してしまう苦しい展開に。3選手が2桁得点を奪うなど一時7点差まで縮めることに成功したが、逆転することはできず65-83で敗戦となった。

2戦先勝方式のトーナメント初戦を落とし、連勝するしか後が無くなった2日目は、ラトビア代表のクラヴス・チャバルス選手以外のスターティング5を大きく入れ替え挑んだ。しかし、リーグ戦を含めて15連勝中と波に乗る鹿児島の勢いは止まらず、シーズン終盤に加入したアンソニーローレンスII選手が後半に3ポイントシュート2本を含む10得点をあげるなど攻勢を強め、最終的には4選手が2桁得点を奪う活躍を見せたものの力及ばず78-106で敗戦となり、プレーオフは0勝2敗で準々決勝敗退となった。

横浜移転3年目を迎えた横浜EXの今季の成績は、30勝22敗で全18クラブ中6位。2季連続で「B3リーグプレーオフ」に進出したほか、2026年のB.革新で「B.LEAGUEONE」の仮入会基準の一つである「入場者数1500人」を達成し、クラブ史上最多となる「平均入場者数1755人」になるなど成績面や興行面で健闘しつつも、横浜移転後初の「B2昇格」には至らなかった。

石田剛規ゼネラルマネージャー兼ヘッドコーチは20日の試合終了後のあいさつで、「今シーズンは、ヘッドコーチの交代であったり怪我人が出たりと環境が変わる中で、みんなが最後までエナジーやプライドを持って戦ってくれたことに感謝すると同時に、自分の力不足でみんなが持っている才能・スキルを活かしきれず、(目標のB2昇格・B3優勝に届かなかったことを)申し訳なく思う。このメンバーで戦えたことに感謝している」と話していた。

横浜エクセレンスの今シーズンリーグ戦とB3リーグプレーオフ2023-24全試合は、同クラブ公式YouTubeで配信されている。ハイライト一覧は、https://youtube.com/playlist?list=PLhBws5VoBj5YFIhZM-MAmWKTEbQRxT1qy&si=cNqNOQPshRWERu3K