地元商店の特色を生かした商品を開発する「平塚逸品研究会」が、参加店舗や商品を紹介した冊子「逸品めぐり」を市内で配布している。会長の石川正行さんは「連休中も冊子を見て市内を回って楽しんでもらえれば」と呼びかける。

同会は平塚や大磯、伊勢原の商店主有志が、店の魅力アップに向けた研鑽の場を作ろうと2009年に発足した。各店自慢の逸品やサービスを紹介する冊子も年1回程度のペースで発行。13冊目となった今回の冊子は2月に完成し、カレーや和菓子、ネイルショップ、テニス教室、はんこ店など、参加店舗の情報を店主の顔写真と共に紹介している。

冊子を手に各店を回ってもらえるよう、スタンプラリーの趣向も盛り込んだ。掲載店舗で条件を満たすともらえるスタンプを6つ集めて応募すると、抽選でひらつかスターライトマネー5千円や加盟店の商品引換券などの景品が当たる。地域別に、店舗の所在地を記した地図も掲載した。

石川会長は「今年は表紙に店主の写真を使い、読者に親近感を持ってもらえるようにした」と話す。会の運営に協力する平塚商工会議所の職員も、「市内には隠れた名店がたくさんあるので、お店を知るきっかけになればうれしい」と期待を寄せた。

A5版19ページ。1万部を加盟店や市商業観光課、ららぽーと湘南平塚で配布。(問)平塚商工会議所地域振興課【電話】0463・22・2512