多死の時代を迎え、火葬場の予約が取りにくい状況が続いているが、想定していたよりも高額な請求を受けてしまう葬儀が比例するように増えているという。「間違いのない」葬儀を執り行うにはどうすればいいのか。本町田の葬儀社「メモリアル・オリイ」代表の林伸光さんに聞いた。

――気をつけることは

「気を付けなければならないことの1つがネットで葬儀プランを選ぶ時。しっかり確認しないまま、『安い』からと申し込みを重ねると知らないうちに高額の請求につながることがある。気をつけてもらいたい」

――どう防ぐ

「事前相談を行うことが大切と認識してもらいたい。縁起が悪いと準備を嫌う人がいるが、不明な点を明確にして、いざという時に備えることは葬儀を執り行う上で必須なことであると考えていただければ。葬儀によってトラブルが起きてしまっては故人も悲しむのではないかと思う」

「一方で、事前相談できないまま、葬儀を執り行うことになった人は葬儀費用の見積もりを1社だけでなく、複数から取った方がいい。内容を比較することでリスクを減らすことができる」

――進行は

「できれば、知識・経験豊かな担当者に任せられれば安心と言える。その証である葬祭ディレクターと呼ばれる資格をもつ人にお願いできればベスト。故人を送るため、集まってくれた人たちをしっかりと出迎えてくれると思う。そのためにも必要となるのが、やはり事前相談。そこで葬儀を任せる相手を見極めることが大切だ。顔見知りの地元にある葬儀社などに相談してみてもらえれば、間違いないのではないか。紹介してもらった人などは特にお勧めだ」

■メモリアル・オリイ(本町田)【フリーダイヤル】0120・087894