緑区役所で4月25日、土壌混合法について学ぶことができる「みどりエコ活ワークショップ」が実施され、24人が参加した。

土壌混合法は、生ごみと土を混ぜ、微生物の力で生ごみを分解させる方法。緑区が主催する土壌混合法ワークショップの実施は今回が初。資源循環局緑事務所の職員が講師を務めた。

ワークショップでは、同職員から野菜くずは事前に細かくカットしておくことで分解が速くなることがアドバイスされた。また、ケースに入った土と同量の野菜くずを入れた後に適量(土を握って団子ができる程度)の水を加えてかき混ぜる方法が紹介された。会場では、ゴム手袋をしながら野菜くずが入った土を丁寧に混ぜる参加者の姿があった。その後は臭いや虫対策のために上から土をかけることが紹介されていた。

中山小学校に通う横井咲花(さな)さん(9)は「庭の土を良い土にするにはどうしたらいいのか分からなかったけれど、野菜を混ぜればいいと分かった。家に帰って試してみようと思う」と感想を話した。

松田裕子さん(長津田町在住)は「食材をなるべく残さず使用するように心がけているけれど、どうしてもごみが出てしまう。思っていたよりも簡単にできるようなので、自宅のベランダにある枯らしてしまった鉢植えの土を蘇らせることからチャレンジしてみます」と述べた。

また、参加者に対して、2030年度までに燃やすごみに含まれるプラスチックごみの量を2t削減することを目標とする「ヨコハマプラ5・3(ゴミ)計画」(横浜市一般廃棄物処理基本計画)の取組が紹介された。