東市ヶ尾小学校の3年生児童(2023年度)がメニューを考案し、定食チェーンの大戸屋が商品化したコラボメニューが5月10日(金)まで、市が尾駅にある商業施設「エトモ市が尾」内の店舗で限定販売される。

総合的な学習の時間を使って商品企画や販売、宣伝というビジネスの一連の流れを学ぶことを目的に、近隣の飲食店とのコラボ商品の考案などを多数行ってきた同校。

今回は大戸屋の協力の下、3年生児童がメニューの考案に取り組んだ。国語の授業で「すがたをかえる大豆」について学んだことを生かし、「大豆」を中心食材として6つのメニューを考案。実際に大戸屋の社員を招いてプレゼンテーションを行い、3つのメニューが採用された。

栄養バランス満点

期間限定で販売されるコラボメニューは大豆を取り入れ、栄養バランスも考えられた定食3種。豆腐ハンバーグに大葉と大根おろしでさっぱりとした「大葉と大根おろしの健康豆腐ハンバーグ」、チーズ入り厚揚げフライのボリュームたっぷり「あつあげinチーズの肉まき」、煮込みハンバーグやエビフライなど子どもの大好物に鶏そぼろ大豆ご飯を加えた「キッズセット」。

小学生とのコラボメニューの開発は初めての試みだったという大戸屋。マーケティング部の河瀬大二郎さんは「児童が楽しそうに提案している姿が印象的だった。プレゼンはターゲット層やメニュー内容もしっかりと考えられていて想像以上にレベルが高かった」と振り返り、「同様の取り組みをつなげていけたら」と話していた。