(一社)居場所づくり濱なかま(岩田聡子代表)が運営している「町カフェ城郷ノスタルジア」(鳥山町)がオープンして4カ月経った。カフェの機能だけでなく、講座の実施や地域インフォメーションセンターの設置等で、地域の交流を生み出している。

「地域に愛着を」という思いが詰まっている町カフェ。地域の人と協力して築50年超えの建物を改修し、今年の元日に開店した。店舗入り口には城郷地区を中心とした情報を発信する「地域インフォメーションセンター」が設けられ、地域の情報が入手できる。扉を開けると、松井奈穂さん(緑区)が描いた城郷地区の絵地図が。1階のカフェスペースでは、「この辺に住んでいる」「自分の街にはこんな場所があるのか」等、絵地図によって会話が生まれている。2階の相談室や交流スペースでは、居場所づくりを通して広がった医療関係の輪を生かした地域ケア会議等に利用できるほか、講座やサロン等が催され、交流の場になっている。また、近隣の高校生が「地域づくりをしたい」とボランティアとして関わり、吹奏楽部出身の生徒が演奏することもある。

城郷巡る新企画も

「みんなでご飯を食べて交流することが大事」として3月から日曜日にモーニングを開始。地域のボランティアグループ向けの情報発信講座や、城郷を知り愛着を生むきっかけになるよう、城郷地区を巡るポールウォーキングを開催予定。さまざまな方法で人と人が、人と地域がつながる場を提供している。

企画等の情報は、同法人が運営する城郷地区限定ポータルサイト「まちふる.net」(下記二次元コード)からも入手可能。