5月5日は「子どもの日」――。都筑区の子どもの人口は、2024年1月1日時点で、1999年以来、3万人を割り込んだことが、住民基本台帳を基にした横浜市の統計データでわかった。

都筑区の0歳から14歳のいわゆる子どもの人口(年少人口)は、2024年1月1日時点で、2万9841人。

1994年11月に区制施行後の子どもの人口は、2万3039人(95年9月30日時点)。区人口(11万7807人)の19・56%だった。その後、人口の増加とともに子どもの人口も増え続け、2000年に初めて3万人を超え(3万1050人)、2001年に人口の2割を超えた。04年には割合としては最高の20・04%(3万4263人)を記録した。

子どもの人口がピークを迎えたのは09年で、3万7853人。翌10年、都筑区の人口は20万人を超えたが、以後、子どもの人口は減少の一途を辿っており、24年の子どもの人口はピーク時の2割減となっている。

都筑区の人口は24年まで増え続けているが、子どもの人口と同様、15歳から64歳の生産年齢人口は23年をピークに減少傾向に入っている。一方で、65歳以上の老年人口は、区制施行から一貫して右肩上がりで増加し続けている。老年人口は、17年に子どもの人口を逆転した。

都筑区の子どもの人口は、横浜市内18区の中では港北、青葉、戸塚、鶴見に次いで5番目に多い。人口に占める子どもの割合は、市内トップになっている。