大磯高校に4月22日、同校卒業生でタレントのマーティンさんが訪れ、総合的な探求の時間を使って授業した。マーティンさんは、「卒業から10年、帰ってきました。今日はよろしくお願いしマーティン!」と元気よく挨拶し、後輩たちを沸かせた。

全校生徒を対象に実施された同企画。体育館に集められた生徒は、マーティンさんが登場すると拍手で迎えた。

マーティンさんは、平塚出身。平塚市立港小学校、太洋中学校を経て、大磯高校に入学した。2019年4月から22年3月まで日本テレビの『ZIP!』で「いただきます!日本全国朝ごはんジャーニー」のレポーターを務めたほか、舞台やモデルなど幅広く活躍している。

教員や生徒から投げかけられた質問に答える形で授業は進行。大磯高校在学中に学園祭で団長を務めたことや、未だに学園祭準備のためにダンボールをかき集めた思い出を夢に見ること、軽音楽部でドラムをやっていたことなど、「人生で一番楽しい3年間」と評する思い出を振り返る場面もあった。

マーティンさんは、受験を控えた3年生に対し、「これから苦しい時期が始まるかもしれない。家で受験勉強するため、学校に来なくなる友達もいるかも。でも僕は、学校に来てと言いたい。行くのが嫌な日もめんどくさい日もあるけど、どんなにがんばっても高校時代は二度と来ない」と呼び掛け。今でも食事をしたり、旅行に行ったりする大磯高校時代の友人たちがいるといい、「絶対忘れられない1年間になる。がんばって」とエールを送った。

母校に凱旋することは夢の一つだったというマーティンさん。「あとは『しゃべくり007』に出演することと、平塚の観光大使になることが夢です」と元気いっぱいに話していた。