「生田緑地ばら苑」(多摩区長尾)の春の一般開放が5月9日(木)から26日(日)まで行われる。約800種、3300株のバラを楽しむことができる。

同ばら苑は1958年に開苑、当時は「東洋一のばら苑」と称された。

小田急向ヶ丘遊園の閉園に伴い、園内に整備されたばら苑を川崎市が2002年に引き継いだ。バラの開花する時期に合わせ、毎年、春と秋に一般開放している。同苑は、川崎市公園緑地協会がボランティアの協力を得て、運営している。

学生によるコンサートや、専門家によるバラ育成講習会なども予定している。詳細は同苑ウェブサイト。園長の有賀眞由美さんは「どこも見てもらいたいポイントばかり。さまざまなバラを楽しめるので、見に来てほしい」と呼びかける。

入苑は無料だが、バラの育成や管理向上のための募金を受け付けている。開苑時間は午前10時(土日は9時)から午後4時30分。最終入苑は4時。駐車場は約60台、1回1000円。台数に限りがあるため、公共交通機関の利用を呼びかけている。開苑中の問い合わせは同苑【電話】044・978・5270。