磯子区洋光台在住の作家・佐藤いつ子さんの新刊『透明なルール』(KADOKAWA/税込1650円)が、4月24日に出版された。

磯子区民駅伝大会をモデルとした『駅伝ランナー』でデビューした佐藤さん。4作目となる今作は、主人公である中学生・佐々木優希が周囲にどう思われるかを気にするあまり、自分を縛ってしまう「透明なルール」に立ち向かっていく物語。SNSなどを通じて現代の中学生が感じる生きづらさや、クラスメイトたちとの交流を経て徐々に自分らしさを表現していく姿などを描く。佐藤さんは「人にどう思われるかではなく、自分の想いや意見を表現することを大切にしてほしい。今の中学生だけでなく、大人も共感できることがあるはず」と話す。

同作は全国の書店や通販サイトなどで販売中。佐藤さんは5月中に自身初のミステリータッチの作品も発表予定だ。