大人から子どもまで、楽しく競って街をきれいに-。ごみ拾いに競技性を持たせ、楽しみながら環境美化への意識啓発を図るイベント「すかGOMI第1回クリーンよこすかCUP」が5月11日、中央地区を中心に開催された。主催は美化活動に取り組む市民公益活動団体「クリーンよこすか市民の会」。同会50周年記念事業の一環として行われた。

競技には抽選で選ばれた20チーム81人が参加。市役所前公園を拠点に本町や若松町、平成町などのエリアに散らばり、全体で約37kgを拾い集めた。回収したゴミの種類と重さによってポイントが加算されるルールで、優勝はヤマト運輸横須賀新港営業所のメンバーで構成された「チーム遠藤丸」。「普段配送で巡回している」という大滝町、ドブ板通りに狙いを定める地の利を生かした戦術で、たばこの吸い殻や空き缶など5kgを回収した。

同会代表の青木勝さんは「スポーツ感覚でごみ拾いに参加してもらうことで、自分の住む地域の環境美化を考える契機になれば」と取り組みの意図を話した。