多摩市はこのほど、株式会社ファーストソリューション(愛宕)と地域見守り活動で連携する協定を締結。同社の高橋大輔代表取締役と小田原衛生グループの取締役で同社経営顧問の山崎剛一さんが5月9日、市役所を訪れ、阿部裕行市長と協定締結式を行った。

市は、協力事業者による多摩市地域見守り活動を通じて「誰もが住み慣れた地域で暮らし続けることができるまちづくり」を進めており、市内の事業者などと連携協定を結んでいる。

今回、ファーストソリューションで35事業者と締結したことになる。協力事業者は、身近な人のちょっとした変化に気づいたらさりげなく声をかけるとともに、その人に支援が必要と感じたら、多摩市役所の各セクションのほか、消防・警察を含む関係機関などへ連絡するという支えあいの事業となっている。

高橋代表は、愛宕を拠点に遺品整理や特殊清掃、消臭・除菌などの事業を展開しており、多摩ニュータウンの高齢者、一人世帯を訪れる機会が多いことから見守り活動に加わったという。

阿部市長は「多摩ニュータウンの中で多くの高齢者の方などや身寄りのない方に対するいろんな取り組みをされている。高齢化が進み、一人暮らしの方が増えている中、頼りになる存在。今回見守り活動に加わって頂きありがたい」と感謝の気持ちを表した。

高橋代表は「団地の中で活動していると住民同士が気にかけていることに気づいた。支えあうまちづくりの一助になればと思いお手伝いさせていただければ」と話した。

山崎経営顧問は「仕事中に相談を受けることが多くなっているようで、業務以外にも相談を受けるぐらい縁が深くなっていると思う。この活動の一助になるのかなと思い、参加させていただいた」と話していた。