WEリーグ・ノジマステラ神奈川相模原が5月19日、ギオンスタジアムでちふれASエルフェン埼玉と対戦し、2対1で逆転勝利を収めた。今季ホーム最終戦、待望のギオンス初白星にサポーターは大歓声に沸いた。

前半戦はちふれ埼玉の固い守りを崩せぬまま相手の先制点を許す。1点を追う後半戦、ノジマステラはセットプレーで勝負をかけた。平野優花選手のコーナーキックから大賀理紗子選手のヘディングシュートで同点。そのまま勢いに乗り、再び平野選手がコーナーキックから直接ゴールを決め逆転した。

大賀選手は「練習が形になった。優花のボールの軌道はわかっていた」と自信があったと言い、平野選手は「右でも左でも蹴れることが自分の強み。いいボールを上げるという気持ちだった」と振り返る。逆転ゴールは「風にうまく乗った」と笑顔を見せた。

「どんなときも味方」

ゴール裏から応援歌や手拍子で声援を送るコールリーダーを務める桟敷孝博さんは「どんなときも味方」の精神で選手たちを毎試合鼓舞してきた。桟敷さんは「最高です。相模原で1年以上勝てていなかった。選手たちは辛くても諦めない姿を見せてくれた。重圧から解き放たれた笑顔が嬉しい」と喜びを語った。

小笠原唯志監督は「『ホーム最終戦は勝とう、それしかない』と伝えていた。選手がよく応えてくれた。苦しいときも応援し続けてくれたサポーターやスタッフに本当に感謝したい。最終戦も勝ち、来季につなげる」と語った。今季最終節は5月25日、AC長野とアウェイで対戦する。