20年後の私へ。今、どうしていますか――。

2004年に秋葉台小学校の児童らが未来の自分に宛てて書いた手紙などを封印したタイムカプセルの開封式が19日、同校体育館で開かれた。160人以上が足を運び、かつての自分を懐かしみながら、旧友との昔話に花を咲かせた。

同校50周年事業の一環で、当時の在校生約700人が未来の自分へ送った。当時6年生だった女性(32)の手紙はこんな具合だ。「やっほー!もう結婚していますか?子どもは何人いますか?まだプリクラは撮ってますか?」。現在3歳と0歳の子どもを育てる2児の母。「結婚するのが夢だった。プリクラって時代を感じる」とほほ笑む。4年生だった男性(29)の手紙には「漫画家になっていますか」。現在は化粧品の開発に携わる。「職業は違うけど、根っこは変わってない」と笑顔を見せた。

タイムカプセルには当時の新聞や雑誌が収められ、動画も放映された。当時の校長だった石渡裕司さん(76)は「やんちゃな子が多い世代だったが、みんな立派になった」と目を細め、50周年副実行委員長を務めた青木浩一さんは「予想以上の卒業生に足を運んでもらえた。再会をきっかけに同世代で縁を深めてもらえたら」と話した。