港北区老人クラブ連合会に所属する篠原地区・菊名なごみクラブ(古川宏会長)は5月21日、菊名南会館で5月定例会を開き、同クラブの会員ら12人が参加した。

毎月、映画や落語観賞、ビンゴ大会やバス旅行などを企画している同クラブ。この日は、近隣にある坂本薬局妙蓮寺店の薬剤師・和田野歩(のぶ)さんが登壇。「お薬との上手なつきあい方」をテーマに講義した。

和田さんはスライドで写真やグラフなどを見せながら、薬の種類や副作用や相互作用などについて解説。また、「あまった薬を他人に上げて良いか」や「『食間』とはいつのことか」などのクイズも行われ、参加者らは楽しみながら薬についての正しい知識を学んだ。

後半はサプリメントや健康食品についての講義があった。特定保健用食品(トクホ)と機能性表示食品の違いや、話題となっている「紅麴」についての説明に、参加者らは熱心に耳を傾け、思い思いの質問を和田さんにぶつけていた。

参加者の一人、次六佐知子さん(79)は「大腿骨の手術をしたばかりで現在9種の薬を飲んでいるので興味があった。テレビで知った情報に関しても、直接聞くことができてとても勉強になった」とコメント。古川会長は「身近な話でためになった。今後も会員の皆さんが喜ぶイベントを企画して参加を呼び掛けていきたい」と話した。