座間市相模が丘在住の今村一歩さん(21・人物風土記で紹介)が、5月25日から横浜武道館で行われるエアロビック世界大会「SUZUKIWORLDCUP」に出場する。20日に市役所を訪れ、佐藤弥斗市長に活躍を誓った。

エアロビックは、有酸素運動を目的としたエアロビクスから派生したスポーツで、音楽に合わせて動作を行い技の難易度や技術、芸術性を競う採点競技。今村さんは、同大会に男女3人でチームを構成するトリオ部門に出場する。

今村さんは幼少期から競技を始め、スカイアリーナ座間で開かれていた教室に通った。現在は、日本体育大学の3年生で茅ヶ崎市ひばりが丘に拠点を置くエアロビックチーム「アステム湘南VIGOROUS」に所属している。

昨年11月に行われた全日本総合エアロビック選手権で2位となり、同大会の出場権を獲得した。今年3月には、日本代表としてポルトガルで開かれた世界選手権にも出場。パワーを生かした演技で上位を独占するヨーロッパ勢の強さを目の当たりにしたという。

20カ国が出場する今大会に向け、今村さんは所属チームで週4回の練習に励み、ヨーロッパ勢に対抗するために表現力を磨いたという。

この日、市役所を訪れた今村さんは「100%の力を発揮して、海外勢に負けない演技をしたい」と意気込みを話し、「3人の息の合ったコンビネーションで決勝に進出し、3位以内に入りたい」と目標を語った。佐藤市長からは「磨いた演技で大舞台での活躍を期待しています」と激励を受けた。