市立愛宕小学校の5年生が5月31日、姉妹都市交流の一環で神奈川県小田原市内の畑を訪れて、特産品「下中たまねぎ」の収穫を体験した。

下中たまねぎは小田原市東部地域で栽培されている、甘みが強くジューシーな味わいが特徴のタマネギ。これまでに生産農家からなるJAかながわ西湘小田原オーナー園部会(岸幸雄部長)と小田原市が連携して下中たまねぎを八王子市の学校給食に提供したり、八王子市民を対象に定植・収穫体験を実施するなどの姉妹都市間交流があった。小学生を招いての収穫体験は初めての試み。

当日は約40人の児童が参加。同園部会の説明を受けた後、泥だらけになりながら夢中になってタマネギを収穫した。「はじめてだったけど、楽しかった」と息を弾ませる児童らに、岸部長は「感動してもらえてなにより。小田原と八王子の橋渡しができれば」と思いを語った。収穫したタマネギは出荷場に運ばれ、八王子市の学校給食として提供される予定。