ゴールデンウィークに、本を読んで勉強しよう・教養を深めようと考えている人も多いのではないでしょうか。連休は読書に最適な期間ですから、ぜひ多くの本を読んでもらいたいと思います。

しかし、読書というのはなかなか難しい行為です。「ちゃんと読んでいるのに、理解できない」「読んだはずなのに、後から振り返ると、あんまり頭に入っていなかったことに気付いた」と嘆く人も多いですよね。どうすれば読解力をアップさせることができるのでしょうか?

読むと読解力が上がる本

今回は、東大生が推薦する「読むと読解力が上がる本」を3冊紹介したいと思います。東大生が受験生時代に読んでいたものや、東大生の読解力アップの方法とマッチしている本です。これらをあらかじめ読んでおけば、きっとゴールデンウィーク中にさまざまな本を読んだときの理解力が、格段に上がるはずです。

1 現代文キーワード読解

まずは『現代文キーワード読解』です。これは、多くの東大生が受験生時代に使っていた、「現代文の概念が網羅的に載っている参考書」です。

どんな本を読んでいるときでも、「キーワード」に対する理解が低ければ、読んでもわけがわからない、という状況に陥ってしまいます。

例えば、「日本では、妖怪というものの扱いが、近代から大きく変わった」と書いてある文章を読んだとしましょう。近代がどんな時代で、中世とはいったい何が違うのか? ということがわかっていない状態だと、中途半端な理解しかできません。