そして、その10分を徐々に20分にしていく。もしくは10分を複数回実施する。10分のままでも大丈夫です。

このように、毎日の中に「小さな変化の時間」をつくり出し、その時間を積み重ねることで「大きな変化」につなげていきます。これが「時間複利の法則」です。

小さな変化をつくるためには、意識的に目的を変換することも有用です。
僕も目的を変換することで、小さな変化を起こして苦手を克服できたことがあります。

苦手だった会食が変わった

以前は、仕事での会食が苦手でした。理由は会食を「仕事の手段」と考えていたからです。

仕事のためにその人と近づきたい。そのために食事に行く。こういう考えでいた時は、会食は楽しめない時間でした。いくらおいしい料理を食べても、味をあまり感じませんでした。

そんな状況を変えたいと思い、ある時から会食の目的を変えました。会食は仕事の手段(投資の時間)ではなく、相手と仲良くなるための「幸福の時間」にすることにしたのです。

仲良くなる、おいしく食べる、楽しい時間にする。そう決断しました。