「酒のあで雪見列車」まぐろ尽くしの豪華な料理に日本酒3本が付く(筆者撮影)

先日、青森県内を走る青い森鉄道で、豪華なまぐろ料理を食べながら雪見酒をしてきた。

今回乗った観光列車は「酒のあで雪見列車」という。「酒のあで」とは「酒のあて」、つまり酒にあてがうおかずのことだ。

WEBの募集ページには「青森の雪景色を眺めながら食事と地酒が楽しめる観光列車」とある。こんな列車が青い森鉄道で運行されていたとは、全然知らなかった。

すでに7回も実施

青い森鉄道は、岩手県の県境ギリギリにある目時駅から青森駅間の121.9kmの路線。もともとはJR東北本線で、2010年にすべての区間が第三セクターとなった。

ちなみに目時駅の1つ手前の三戸駅が、私が生まれた場所である。もちろんはるかなる昭和の、国鉄時代の話だ。

そういったわけで、青森県には個人的に思い入れがあるのだが、「酒のあで雪見列車」については初耳だった。しかももう7回も催行されているという。列車で飲み食いするのが大好きな身としては、飲食できる臨時列車や新しい観光列車の情報はチェックしているつもりだったが、見落としていたのだろうか。

「酒のあで雪見列車」は青い森703系の2両編成(筆者撮影)