岡山市の宮下酒造は6月から、缶ビールの製造に力を入れます。5月27日、自社ブランド・独歩の缶ビールがお披露目されました。
350ミリリットル入りで味は2種類。岡山土産として県外や海外の観光客にPRしていこうと開発された新商品で、新商品のゴールデンラガーの缶のラベルには、桃太郎のほか岡山城など岡山ゆかりのデザインが目を引きます。
1995年、中国地方で初めてクラフトビール市場に参入した宮下酒造はこれまで、瓶ビールが中心でした。ただここ数年、クラフトビール市場の中で缶の需要が高まっていることを受け、今回、缶ビールの製造を強化。およそ4000万円をかけ、缶製造のラインなどを新設しました。
さらに、缶は瓶に比べて輸出の規制も受けにくいそうで、宮下酒造としては海外への展開も狙っています。
新商品の缶ビールは6月1日から、倉敷美観地区や岡山後楽園のほか県内のスーパーなどで1本495円で販売されます。
宮下酒造は今後、缶ビールの種類を増やす計画です。