ウクライナ情勢で行き場を失う東ヨーロッパのITエンジニアの活用を目指す新たな会社が出雲市で発足しました。
官民連携でITを中心としたまちづくりを目指します。

People Cloud 牧野寛 社長:
「優秀な人材を、日本、出雲に引き込んでいきたい、政情不安により多くのITエンジニアが流出してきている」

5月23日に誕生した「PeopleCloud」ロシアやウクライナなど東ヨーロッパのIT人材を活用したコンサルティング事業などを手がける、東京の「SAMIJapan」が、出雲市や地元信用金庫など、4者と設立した新会社です。

社長が出雲市出身で、市のデジタル事業を支援する東京のIT企業モンスターラボが、SAMIJapanとの橋渡し役となりました。

出雲市 飯塚市長:
「民間の皆さんと一緒になって、企業や人を呼び込める、選ばれる出雲になっていきたい」

ロシアのウクライナ侵攻を受け、行き場を失っているという東ヨーロッパのITエンジニア。
新会社は、こうした人材を市内の企業などに紹介します。
また、市が約4000万円かけて新たに整備する、コワーキングスペースの運営も担い、IT人材を必要とする企業の誘致にも貢献したいとしています。

People Cloud 牧野寛 社長:
「出雲の中では、外国の方と日本の方が融和している状況がある、これをより発展させていきたい、出雲市をまちづくりの観点で見ていくことが重要」

新会社は2024年度、年間4000万円の売上を目指しています。