浜田市の20代の女性がインターネットを閲覧中、パソコンが悪意のあるソフトウェア「トロイの木馬」に感染したと警告され、ウイルス除去の費用としてあわせて6万円をだまし取られる詐欺被害に遭いました。

特殊詐欺の被害に遭ったのは浜田市に住む20代の女性です。5月20日に女性が自宅でインターネットを閲覧中、突然警告音が鳴り、パソコン画面に「トロイの木馬に感染しました」というメッセージとサポートセンターの電話番号が表示されました。
女性がサポートセンターに電話をしたところ、片言の日本語で「ウイルスを除去するためにはセキュリティソフトを購入してインストールすることが必要ですので、電子マネーを買って支払って下さい」と言われ、浜田市内のコンビニエンスストアで電子マネーカード3万円分を購入、番号をパソコンに入力したということです。
その後、オペレーターから「入力ミスでロックがかかったので、もう一度買ってください」と言われ、女性はさらに3万円分を購入してパソコンに入力し、あわせて6万円分をだまし取られました。
女性は再度、15万円以上の電子マネーの購入を促されたため、不審に思い、警察に相談し、詐欺だと分かったということです。
警察は、インターネット閲覧中は不用意に広告やリンクをクリックしないことや「ウイルス感染」のメッセージや「サポートセンターの電話番号」などが表示されても表示された番号に連絡しないこと、電子マネーを購入し、番号を教えるよう言われた場合は詐欺を疑い、警察に相談することなど注意を呼びかけています。