今日の舞台は、会津若松市にある会津北嶺高校。

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今年で創立101年を迎える歴史ある伝統校で、

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特にネイティブスピーカーの先生による、より実践的な英語教育と、電子黒板などの最先端の技術を駆使したICT教育に力を入れています。

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そして、部活動も盛んで県内でもトップクラスの野球部をはじめ、文武両道、生徒の皆さんは夢に向かって日々切磋琢磨しています。

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そんな、会津北嶺高校で今回注目するのが…

「私たちは会津北嶺高校自動車部です!」

そう、今回紹介するのは「自動車部」なんです。
初耳の方も多いと思いますが・・・実は、会津北嶺高校には県内でも珍しい自動車を専門に学べる学科があるんです。

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---部長:蛭田さん「普通の機械科と違って、実習では自動車の整備について学ぶことが多いのが特徴です。最初は、1年生の頃は工具の名前からおぼえていって、2年生から徐々に本物の車に触っていくようなかたちで、本物の車を触っているので授業はすごくリアルです。」

そんな自動車専門の学科の中でも、特に自動車が大好きな生徒たちが集まるという自動車部。

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その活動はというと・・・

---部長:蛭田さん「普段はオープンスクールで使うためのバギーの整備や、大会に出るマシンの整備を頑張っています。」

学校説明会の名物ともいわれる、エンジンバギー体験は自動車好きの学生たちに大人気なんだそう。

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未来の後輩たちのため、整備にも力が入ります。

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---穴澤さん「『止まる』『走る』『曲がる』の3つが大事なので、そこは徹底的にやっています。学校説明会に来てもらって、帰るまで怪我なく楽しんでもらえるように。参加者が喜んでくれる顔がうれしいです。」

整備が終わったバギーはエンジンの試運転。

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調子が悪かったバギーが見事復活!

---部長:蛭田さん「エンジンかかったよ!」

テスト走行もばっちり。

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そして次は、大会で使うマシンの整備です。

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---永井さん「今は壊れたモーターを取り外しています。内部のナットがゆるんでしまい、壊れてしまいました。」

それは、去年の秋のこと・・・

栃木のサーキットで開かれた、全国大会のレース中に起きました。

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チーム一丸となって、挑んだ大会決勝。しかし、レース序盤でモータートラブル発生。走行ができなくなり無念のリタイアとなってしまいました。

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---永井さん「自分たちで頑張って車を作ったので、サーキットを走ってくれた時はとてもうれしかったですけど、大会決勝で途中で止まってしまったので、とても悔しかったです。」

今年で創部64年。
歴代の先輩たちは多くの課題や困難を乗り越え、様々な大会で輝かしい成績を数多く収めてきました。

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そんな先輩たちに負けじと今、新たな挑戦が始まろうとしています。

---永井さん「次は一位目指して頑張りたいです。今年こそは絶対勝ちたいです。」

---部長:蛭田さん「全国で強いっていう伝統を背負っているにも関わらず、前回大会はリタイアしてしまったのはすごく悔しかったです。それをバネに今年は優勝を目指せるマシンを作りたいと思ってます。」

夢を叶えるために人は成長します。
去年の大会で感じたのは、悔しさだけではないようです。

---鈴木さん「作っている過程がすごく楽しかった。自分で作ったマシンがサーキットを走っているのがすごく良かったです。」

---小松さん「みんなと一緒に協力してやると、チームワークが高まるし、達成感もあるし・・・」

---星さん「自分は車体のフレームを作っていたんですけど、『ズレてはいけない』とかプレッシャーがあったけど、一生懸命できた。」

---穴澤さん「うまくいかなくて、辞めたいって思うこともあるけど、この仲間と続けたいっていう気持ちもあるから、辞めないで今まで続けられています。」

知恵と工夫をこらし、1から作りあげてきたこのマシンに、たくさんの想いを乗せて今年もまた大会に挑みます。

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「会津北嶺高校自動車部、全国大会!優勝!頑張るぞー!」

13人で自動車にかける青春。
皆さんの夢が叶う、その日が 楽しみです。

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『ステップ』
https://www.tuf.co.jp/general?id=147
福島県内にて月〜金曜日 夕方6時15分〜放送中
(2024年5月22日放送回より)