国際原油取引の方が利益が出るとLINEグループで勧められ、現金を振り込んだ60代の男性が、2340万円をだまし取られる詐欺の被害にあっていたことがわかりました。

特殊詐欺の被害にあっていたのは、富山県高岡市に住む60代の男性です。

高岡警察署によりますと60代男性は今年3月上旬、株式投資の情報をスマホのネットで見ていたところ証券会社の投資関係の広告を見つけ、この会社の役員にアクセスしました。

男性は、この役員とLINEで連絡を取り合うようになり、勧められた「国際原油取引」の勉強会と称するLINEグループに招待されました。

その後、アシスタントを名乗る人物からの勧めでアプリをダウンロードし、3月下旬から4月上旬にかけて複数回にわたり指定の口座に2340万円を振り込みました。

その後、ダウンロードしたアプリが作動しなくなり、アシスタントを名乗る人物やLINEグループとも連絡が取れなくなったことから詐欺の被害に気づき警察に被害を届け出ました。

警察は、SNS等で投資話を持ち掛け高配当等をうたい現金を振り込ませるのは詐欺の手口だとしています。

そして、SNSでお金を請求されたら一人で悩まず、家族や警察に相談するよう呼びかけています。