富山県砺波市を中心に地域密着営業を展開してきた電気配線工事業の小川電機が今月9日までに富山地裁高岡支部より破産手続きの開始決定を受けました。負債総額は9000万円とみられます。

帝国データバンク富山支店によりますと、小川電機は、1964年(昭和39年)4月創業、1978年(昭和53年)に法人化した電気配線工事業者です。

砺波市を中心に富山県西部で地元密着営業を展開し、最盛期とみられる2014年9月期の売上高は1億5100万円を計上していました。

その後は長引く不況や同業他社との競合で業容は縮小を余儀なくされ、2022年9月期は約3900万円まで落ち込んでいました。

そんな中、近年は後継者が決まらないない中で従業員の退職もみられ受注が伸び悩む状況が続き、事業継続の見通しが立たなくなったとみられます。負債総額は約9000万円です。