野生のイノシシを媒介とした豚熱の感染拡大防止のため27日、富山県の入善町と上市町で豚熱経口ワクチンの屋外散布がおこなわれました。9月までの間に富山県内286か所、5720個を屋外散布します。

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これは、野生イノシシを媒介とした豚熱の養豚場などへの感染拡大防止を図るためにおこなれるもので、27日から9月までの間に、豚熱経口ワクチンを県内286か所、5720個屋外散布します。

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4月から6月26日までに県内で捕獲された野生イノシシは171頭で、そのうち豚熱に感染していたのは10頭で、昨年度全体で20頭だったのに比べて、若干多いペースであるとして、県では注意をよびかけています。

現在、富山県内の養豚場で豚熱の感染は発生しておらず、全国では5月26日に栃木県で、5月28日に岩手県で豚熱の発生が確認されています。

豚熱は、豚・イノシシの病気であり、人に感染することはなく、感染した豚肉が市場に流通することはありませんが、万一感染豚の肉を食べても健康に影響はないということです。