出産したばかりの赤ちゃんの遺体を海岸付近の崖から投げ捨てたなどとして、埼玉県の男女が逮捕された事件で、女は遺体を遺棄したあと、男と1週間ほど一緒に暮らしていたことがわかりました。

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死体遺棄などの疑いで逮捕されているのは、埼玉県の碓井康哲容疑者と上田綾乃容疑者です。

警察によりますと、碓井容疑者は、今年3月、スマートフォンのメッセージなどで遺体を遺棄するよう仕向けた疑い、上田容疑者は、出産した赤ちゃんの遺体を千葉県の海岸付近に遺棄した疑いがもたれています。

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警察の調べで、赤ちゃんと碓井容疑者の間には親子関係がなく、上田容疑者は今年3月1日から2日の間に東京都内の宿泊施設で赤ちゃんを出産し、その後、遺体を遺棄したことが分かっています。

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上田容疑者は「赤ちゃんを東京都内で産んで崖の下に投げ捨てた」「赤ちゃんをカバンに入れて列車を使って海岸まで運んだ」などと供述していて、崖の下からは、遺体の骨の一部が見つかっています。

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その後の警察への取材で、上田容疑者は遺体を遺棄した後、碓井容疑者の自宅で、1週間ほど一緒に暮らしていたことが分かりました。

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その後、碓井容疑者が上田容疑者に暴行を加え、上田容疑者が知人と共に警察署を訪れたことで、事件が発覚しました。

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2人を巡っては、上田容疑者の腕を複数回殴るなどの暴行を加え、全治およそ10日間の皮下出血などのケガをさせたとして、碓井容疑者が傷害の疑いできのう再逮捕されています。暴行には、道具が使われた可能性もあるということです。

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警察では、2人がそれぞれの犯行に至ったいきさつなどを、詳しく調べています。