去年4月に本格デビューした、山形のご当地サーモン「ニジサクラ」の認知度を高めるための協議会がきょう山形市で開かれ、去年起きた、ニジサクラの不適切放流の問題をうけ、改めて流出防止の徹底をしていくとしています。
「ニジサクラ」は、「サクラマス」と「ニジマス」を交配させ、2017年に誕生した養殖用の品種です。
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県内初となるご当地サーモンで、まとまった量の生産が可能となったことから、去年、本格的にデビューしました。
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この推進協議会は、ニジサクラのブランド化を図るため去年3月に設立されたもので、きょうは、県の担当者や養殖業者、飲食店などからおよそ20人が集まりました。
会でははじめに、去年12月、鶴岡市の県水産振興協会がニジサクラの幼魚およそ1000匹を鶴岡市の赤川水系に放流した問題について報告されました。
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きのうまでに、釣り人などから「ニジサクラと思われる魚が釣れた」など8件の情報提供があったということです。
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ニジサクラは、生殖能力がなく繁殖はしないもののそれ以外の影響についてはわからない部分があることから、改めて流出防止の徹底をしていくとしています。
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また、ブランド確立のため、今年度のPR案についても話し合われ、若者にも人気の短尺の動画作成し、SNSなどで発信することや、ニジサクラを使用した料理を提供する飲食店を募集することなどの案が出されました。
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県農林水産部 高橋和博 次長「ニジサクラという魚を知らない方がまだまだ多くいらっしゃるということで、県内はもとより県外の方にもニジサクラを知ってもらうという取り組みがまずは大事だなと思っています」
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県は、引き続き、生産・流通・販売などを総合的に検討しながら、ニジサクラのブランド化に向けて取り組んでいくということです。