県内では、旅行をしながらさくらんぼの農作業ができる少し変わったツアーが行われています。その名も「アグリツアー」です。

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これは、JA全農山形と旅行会社のJTB、県が人手不足が続く農家の手助けをしようと、去年から行っているものです。

きょうは、岡山県など3つの県から参加した4人が天童市の園地でさくらんぼの収穫作業を行いました。4人はきのう、西川町で地元のワインや料理を味わっていて、このように、16日までの期間、県内を巡りながら、合間にさくらんぼの収穫作業を手伝っています。

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参加者は(埼玉から)Qさくらんぼ収穫は初めてですか?「初めてです。毎年食べていますけれど。脚立を使って、危険もありますから、仕事の大変さがわかりますね」

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参加者は(愛媛から)「みかんはもいだことがあるんですけれど、そちらははさみを使うので、手作業でこうやって一つずつ摘むのは繊細で気を遣います」

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愛媛から参加したこちらの方は、長年、山形にふるさと納税をし、山形のフルーツを味わっていたそうで、今回は、その恩返しでツアーに参加したということです。

参加者は(愛媛から)「高級でなかなか口にできなかったんですけれど、摘む作業も手作業、分別も手作業、箱詰めも手作業ですよね。あの価格納得です」

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きょうは、作業を始めて4日目。農家の人に教わり、だんだんコツを掴んできたようで。

参加者は(愛媛から)「垂れている分を上にやればスパッとむけるので、気持ちいい!丸裸にするまで徹底的にやりたくなります」

きょうは午前中の作業でおよそ60キロを収穫。

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午後は選別と箱詰めも行ったということです。

たきぐちファーム 滝口征司 社長「人材不足が大変深刻な問題になっていまして、ツアーを使った中で人材確保できるのはありがたい。追い追いの話になると思いますが、就農も考えられるような方が集まっていただいて、定着していただければなと思っています」

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このアグリツアーは、10月ごろにも行われる予定です。