円安が進行し、なかなか手が出ない海外旅行ですが、日本国内でまるで海外気分になれるスポットが人気急上昇中です。

■円安加速で両替所ズラリ行列

 外貨から円へ、ひっきりなしです。

両替に来た人
「(Q.どうしてこのタイミングで?)家の中、整理していたら昔、使っていた外貨が出てきた。(為替レート)高いし、替えておこうかなと。2から3万円もうかった感じ」
「アメリカに行っていた時のドルを円に替えに来た。おいしいものを食べる」

 円安で加速するインバウンドブーム。その裏で大手旅行会社JTBが驚きの試算を発表しています。

 ゴールデンウィークに海外旅行する人は52万人。なんと国内の旅行者のわずか2%だというのです。そんななか、東京・新大久保は…。

新大久保に訪れた人
「韓国の食べ物とか、韓国の店の字を見てめっちゃ韓国っぽい」

 気軽に韓国に来た気分を味わえると、人であふれていました。

■“ほぼイギリス”来場者3割アップ

 昼下がりのアフタヌーンティーを味わうため、取材班が訪れたこの場所は…。イギリス・ハイランド地方ではなく、福島県天栄村。“パスポートのいらない英国”をうたう「ブリティッシュ・ヒルズ」です。
  
訪れた人
「雨、降っているから霧がめっちゃ雰囲気出ていて、(映画の)ハリーポッターみたい」

 館内は中世イギリスの有力者の館などを忠実に再現しているといいます。このクオリティーで入館料は200円です。来場者に訪れた理由を聞いてみると…。

訪れた人
「イギリスに行っているみたいで楽しいです」
「イギリスに行けない代わりに、いったんここで練習」

 スタッフがイギリス英語で対応するため、目はもちろん、耳でもイギリスを感じることができます。運営会社によると、4月の来場者数はコロナ禍前と比べて約3割増しを見込んでいるということです。

■バリもタイも!欲張りリゾート

 バリ島、タイやベトナム、インドやネパール。1カ所で東南アジアの国々を味わえる、栃木県那須町の「アジアンオールドバザール」です。そのこだわりは…。

アジアンオールドバザール那須 大森匠店長
「本格的に店舗は現地の素材を使って作ってありますので、ネパールに来ているような気分になる」

 建造物や雑貨など、その多くを現地から仕入れているといいます。そのため…。

福島県から来た人
「(海外に)来たような感じになって楽しいです」
「(Q.GWは何をしますか?)何もしないから今、来てる」

 …と評判。運営会社はゴールデンウィークにイベントを企画。さらなる集客につなげたいとしています。