メルセデス・ベンツはドライバーのハンドル操作を補助する電動システムに不具合があるとして、11万台余りのリコールを国土交通省に届け出ました。

 リコールの対象は2018年10月から今年4月までに製造されたメルセデス・ベンツの「A180」や「B180」など34車種11万2261台です。

 国交省によりますと、右ハンドル車の電動パワーステアリングで制御プログラムが不適切なためシステムが故障した場合にハンドル操作が重くなり、小刻みに動くなどして最悪の場合、操作ができなくなる恐れがあるということです。

 ドイツの本社からの情報で発覚したもので、まだ国内で不具合は確認されていません。

 メルセデス・ベンツは使用者にダイレクトメールなどで通知し、対象の全車両でプログラムを書き換えるとしています。