俳優の宮世琉弥(りゅうび=20)、女優の原菜乃華(20)が28日、都内で行われた、映画「恋わずらいのエリー」(三木康一郎監督)の大ヒット御礼舞台挨拶に出席した。
漫画家・藤もも氏の同名少女コミックが原作。学校一爽やかな男子生徒だが、裏では口が悪いオミくん(宮世)と、オミくんを眺めながら妄想をSNSに投稿していた地味な女子高生エリー(原)の青春ラブコメディー。
二人は舞台挨拶前に、本編を観客と一緒に鑑賞していたという。宮世は「(2階の)カップルシートでした。僕たち言われてなくて…(原と並んで)カップルシートで見てました。すっごく恥ずかしかった。自分たちが目の前でチュッチュしてるんですからね」と照れ笑い。原は「気まずかったです。(チュッチュの)表現は良くない」と苦笑いしつつ、「2階席で皆さんの顔が見られなかったので…真っ正面から見たかった」と話していた。
イベントではサプライズで、原作者の藤氏からお礼の手紙が読み上げられた。監督へ「当初、映像化に対して少なからず不安があったのですが、監督が描かれたエリーの妄想用の舞台セットのイメージラフを拝見し、あまりの可愛さに不安が吹き飛び、映画の公開が楽しみになりました。完成した映画は、とんでもなく可愛くてキュンキュンする映像だったので、まるで魔法のようでした」と感謝の気持ちをつづっていた。
原へは「クセの強いキャラクターで、共感性羞恥(しゅうち)がすごくて読めないと言われてしまうエリーなので映像化を諦めていました。しかし連載が終わって3年半が経ったこのタイミングで映画になった奇跡はまるで原さんがエリーを演じてくれるのを待っているようでした」とコメント。褒められた原は「本当にうれしくて…3週間はめちゃくちゃ元気に生きていけそう」と大喜びしていた。