俳優の柳楽優弥(34)が映画「夏目アラタの結婚」(堤幸彦監督、9月6日公開)に主演し、ヒロインを女優の黒島結菜(27)が務めることが発表された。
乃木坂太郎氏による累計発行部数240万部突破の人気同名漫画が原作。元ヤンキーで児童相談所職員・アラタ(柳楽)がとある事件の真相を探るため、死刑囚・真珠(黒島)にプロポーズすることから始まる獄中サスペンス。
柳楽は、日本中をしんかんさせた連続殺人事件の犯人・真珠に翻弄(ほんろう)され続ける主人公を演じ、「今まで自分が演じたことがない役柄」と難役であったことを明かしている。黒島は、今年1月に俳優・宮沢氷魚との事実婚と第1子妊娠を発表したばかり。解禁された本作ティザービジュアルでは、純白のウェディングドレス姿を披露。不敵な笑みを浮かべる口元は、原作で描かれている真珠の特徴の“ガタガタの歯並び”を再現した。5カ月間も試作を重ねたマウスピースを装着しての芝居に「納得できるものができたと思います」と手応えをのぞかせた。
◆柳楽コメント
「脚本を読ませていただき、夏目アラタというキャラクターは今まで自分が演じたことがない役柄だなと感じました。同時に、スリリングなストーリーを含めた作品そのものに魅力を感じ、ぜひにとオファーを受けさせていただきました。
現場では堤幸彦監督を筆頭に『いい作品にしたい』という高揚感を常に保ちながら、毎日撮影に集中することができました。アラタが対峙(じ)することになる真珠は、狂気と底知れない怖さをあわせ持つ連続殺人事件の容疑者であり死刑囚です。黒島さんが魅力的に、そしてとてもかっこよく演じられていたので、一緒にお芝居をするのがとても楽しかったです。
この作品は『もしかしたらありえるかもしれない…』という、ファンタジーとリアリティーのギリギリのラインを攻めているところが個人的にはすごく面白いなと感じています。アラタと真珠がどんな結末を迎えるのか。ぜひご期待ください」
◆黒島コメント
「私が演じた真珠は、表情がコロコロ変わり何を考えているかわからない、全くつかみどころのない役です。とても難しい役だったのですが、監督の堤さんやスタッフの皆さんが信頼できる方々だったで、のびのび演じることができました。毎日ヘトヘトになりましたが…笑
原作にある不気味さや怖さをしっかりと表現するために、特徴的な真珠の歯はマウスピースを作りました。何度も試作し、納得できるものができたと思います。ぜひ注目してみてください。
柳楽さんとの共演はとても久しぶりでした。拘置所でのアクリル板越しのシーンや法廷でのシーンが多く、リアルな距離感のお芝居は少なかったですが、目がとても印象的なので、対面したときに吸い込まれてしまわないよう必死でした。柳楽さんとはエネルギーレベルでお芝居ができたのかもしれないと今になって思います。たのしかったです!一言では言い表せない映画になりました。ぜひ楽しんでいただけたらうれしいです!」