感染症により右腕切断の手術を行った元プロ野球選手の佐野慈紀氏(56)が5日、ブログを更新し、術後の状況について報告した。
「術後」のタイトルで、「パニックになりました」と書き出し、「目が覚めて起きあがろうとしたら止められて、状況判断が出来ず、言葉に反応出来ずに、あっちみたりこっち見たり、手術終わったの?なんでやねん!わけわからん!なぜか関西弁でしゃべり出す」と術後の様子を明かした。
続けて、「すると関西弁をしゃべる女の先生から“私としゃべったん覚えてる?鰻(うなぎ)屋の話したやろ?”と不意に投げかけられ、“覚えてるで”と返し、何故か冷静になり、パニックは落ち着きました。改めて関西弁はすげーなと思った次第です」と医師とのやり取りを紹介。冷静さを取り戻したという。
その後、HCU(高度治療室)に入ったものの「頭の中でいろんな残像がよみがえり寝られない。あげく自分は死んで憑依(ひょうい)したのか?とさっかくしてしまい、看護師さんに聞く始末。もちろん、答えは一つなんやけど、そこでも頭の中はパニックを起こしてました。一日経ってようやく通常に戻り今があるわけです」と揺れ動く心境を明かしたが、最後は「人間追い込まれると何するかわからん?ということでご報告です。健康第一。みんなかがや毛〜!」と明るい言葉で締めくくった。
佐野氏は自身の誕生日である4月30日にブログを更新し、右腕を切断するに至る経緯を説明。翌5月1日には「感染症が進み明日右腕を切断する事に」と公表していた。