人体に有害な可能性がある有機フッ素化合物「PFAS」の一種が全国16都府県の111地点で国の基準値を超えて検出されたことが環境省のまとめで分かりました。

 有機フッ素化合物「PFAS」類は、高濃度だと人体に有害な可能性があると指摘されています。

 国は水の中での濃度について暫定の目標値を定めましたが、これを超えたとする報告が全国で相次いでいます。

 環境省は29日、PFAS類のうち「PFOS」と「PFOA」について地方自治体が2022年度に調べた結果をまとめ発表しました。

 その結果、16都府県の111地点で目標値を超えたことが明らかになりました。

 大半を占めたのは川と地下水で、川が36地点、地下水が74地点でした。

 環境省は目標値を超えた場合は飲み水としないように注意を呼び掛けています。