電車内で隣に座った乗客の顔に肘(ひじ)打ちなどの暴行をしたとして先月に逮捕された経済産業省の男性職員について、東京地検は不起訴処分としました。

 経済産業省の技官だった男性(39)は先月14日、東京メトロ南北線の白金高輪駅から目黒駅へ走行している電車内で、隣に座った30代の乗客の顔に肘打ちなどの暴行をしたとして現行犯逮捕されました。

 乗客にけがはありませんでした。

 警視庁によりますと、男性は当時、酒に酔っていて、「隣に座ったことに腹が立った」などと話し、取り調べに対し容疑を認めていました。

 東京地検は今月15日付けで男性を不起訴処分としました。

 理由は明らかにしていません。