■GWに男女かまれ… 公園の再開いつ?

 男女2人がイノシシに襲われてけがをした愛知県の公園は、来園者の安全確保のため30日も臨時休園です。

 70歳男性の両足をかんで重傷を負わせた後、助けようとした公園の女性関係者の足もかんだ大型の危険なイノシシ。猟友会などが捕獲に向けた捜索をしてきましたが、30日、ついに事態が動きました。

 午前6時すぎ、捜索を開始しようとしたタイミングでイノシシが姿を現したというのです。

愛知県森林公園 北本陽介所長
「同一の個体と思われるイノシシを発見致しました。足をけがしているような感じで、ふらふらしている感じとうかがっている」

 イノシシは500メートルほど移動し、その先にある池の中へ。最初は泳いでいましたが、途中で沈んだといいます。大人5人がかりでイノシシは引き上げられました。

 いつ公園を再開するかは検討中とのことです。

犬山猟友会 丸山泰裕会長
「5〜7月くらいに子どもが産まれて歩き回るようになるので、見掛ける数が多くなる」

 興奮したイノシシは突進して牙(きば)で太ももの太い血管を傷付ける場合や、かみ付いてくる場合もあり、危険だといいます。

丸山泰裕会長
「刺激すると、逃げ場がないと人の方へ向かってくる可能性がある。じっとして立ち止まって、ゆっくりと後ずさりしてほしい」