輪島市などでは地震後の断水が今も続くなど水の確保が課題になっています。東京都では地震に備えて、深く掘った井戸の整備が進められています。

 能登半島地震では、輪島朝市での大規模火災で消火用の水の確保に苦労したことが報告されているほか、先月30日の時点で輪島市などのおよそ3800世帯が断水したままです。

 この水の問題の解決に期待されているのが、地下水の活用です。

 東京消防庁では、首都直下地震も見据えて地下深くから水をくむ「深井戸」の整備を進めています。

 現在、5つの区の12カ所に置かれています。

東京消防庁 水利課 古澤友典計画係長
「深井戸は“無限の消火用水”として使え、消防活動の後は生活用水に活用できる」

 東京消防庁は、新たな深井戸も含めた災害時の水の確保に関して調査を続けるということです。