憲法記念日にあたって最高裁の長官が会見し、能登半島地震の発生を受けて「復興に伴う法的問題に対応するための態勢確保も重要な課題」との談話を発表しました。

戸倉三郎長官
「復旧、復興の進展に伴って生じる様々な法的問題に的確に対応するための態勢を確保することも重要な課題となると考えています」

 最高裁の戸倉三郎長官は能登半島地震の被災者にお見舞いの言葉を述べたうえで、「司法の役割を果たしていくために力を尽くして参りたい」と語りました。

 また、性的少数者を巡る裁判などが相次いでいることを念頭に「価値観や意識の多様化によって生じる問題について、広い視野を持って適切な判断を示す姿勢が求められている」との考えを示しました。