この時期の北海道に現れるはずのないイワシの大群が見られている。さらに北海道の別の海岸では、ホッキ貝が大量に打ち上げられた。

 富山では去年、記録的な不漁だったホタルイカが、今年は豊漁だという。今、春の海に一体なにが起きているのだろうか。

■イワシの衝撃大群に…地元漁師「40〜50年間見たことない」

 水面を埋め尽くしているのは、大量の“イワシ”。まるで渦潮(うずしお)のようにグルグルとうごめいている。

 水中にカメラを入れてみると、入れた瞬間にイワシが画面に勢いよくぶつかってくる。海の中を所狭しとイワシが泳いでいるのが分かる。

 別の日に撮影された映像には、水中を大移動する様子も捉えられていた。水族館の大きな水槽の中を泳いでいるかのようなイワシの大群。集団で動く姿は、まるで1つの生き物のようだ。

 このイワシを求めて、港にはたくさんの車がズラリと並ぶ。車の列は200メートル以上にわたって伸びていた。

 釣り人たちは次々と海に向かってさおを投げていく。投げるやいなや勢いよくしなる釣りざお。イワシがどんどんと釣り上げられる。

 突如現れた大量のイワシに、訪れた人たちは次のように話す。

釣り人
「(Q.すごい、2匹同時に)こんな大群でしょ、全部魚だから」

 さらに別の男性は、通常の釣りざおと自動で動く釣りざおをあわせた二刀流でイワシを狙っていた。

二刀流の釣り人
「バッテリーつけて、ワイパーと同じ要領」
釣り人
「ものの1時間ちょっとで100〜150匹いったかなぐらいですね」
釣り人
「(Q.今何匹ぐらい?)ここに。すごいよ(クーラーボックス開ける)」
「(Q.何匹ぐらいいますか?)数えてねえけど、300匹とかはいってるんじゃないか」

 イワシの大量発生に、地元の漁師は「初めてよ。何十年も漁師やってて。留萌来てから、40〜50年間見たことない」と話す。

 留萌市の別の港でも、大量のイワシが見られた。

釣りに来た家族
「留萌の方に群れが入ったって聞いて、こっちにも来るかなと思って来てみたんですけど」

 近くの港でイワシが大量発生したというニュースを聞き、急きょ訪れたという家族。すると、すぐ後ろでイワシが1匹釣れた。


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