■JR京都駅で“不審物騒ぎ”8万5000人に影響

Uターンラッシュ

 5日は、Uターンラッシュがピークを迎え、各地の高速道路は上り線で長い渋滞が発生しました。

改札前で立ち尽くす人たち

 そんななか、新幹線も通るJR京都駅では、改札の前で立ち尽くす多くの人々がいました。コンコースは、この状態になりました。

京都駅のコンコース
アナウンス
「運転再開の見込みは立っておりません」

 発端は、5日午後4時40分ごろ、駅員が通報した110番でした。

駅員からの110番
「不審物があります。化学薬品かもしれません」
不審物騒ぎ

 警察によりますと、京都駅が終点の列車の網棚に、「四塩化一黄酸」と手書きされたリュックサックが置かれていました。安全のため警察がホームを封鎖。ただでさえゴールデンウィークで混雑する京都駅は大混乱となったのです。

当時、京都駅にいた人
「騒然という感じでしたね一時。『大丈夫か、大丈夫か』となりましたし、焦ってました自分も」
約8万5000人に影響

 この騒動でJR京都線や琵琶湖線などが1時間半ほど運転見合わせとなるなど、旅行客らに大きな影響が出ました。

 警察がリュックの中身を確認したところ、服や下着などが入っていて、危険物は確認されませんでした。

 その後、持ち主の男性を特定。悪意がないことが分かり、遺失物として返還されました。

(「グッド!モーニング」2024年5月6日放送分より)