海上自衛隊は伊豆諸島沖で訓練中に墜落した2機のヘリコプターに搭乗していた隊員8人の名前を公表しました。

海上自衛隊 酒井海上幕僚長
「優秀な隊員8名のうち1名の死亡を確認し、今なお7名の隊員が行方不明となっている状況は海上幕僚長として痛恨の極みであります」

 長崎県の大村航空基地所属の機体に乗っていたのは機長の松田拓也3等海佐、副操縦士の西畑友貴2等海尉、航空士の福留崇文3等海曹と甲斐仁蔵海士長です。

 徳島県の小松島航空基地所属の機体の乗っていたのは機長の板村一輝3等海佐、副操縦士の山下夏輝3等海尉、航空士の廣田真海曹長と堂園優作2等海曹です。

 死亡が確認されたのは西畑2等海尉ということです。

 また、酒井海幕長は事故当時、護衛艦隊司令官が部隊の技術などを確認する訓練を行っていて、「高度な戦術判断を必要とするものだった」と説明しました。

 そのうえで、行方不明となっている7人の捜索活動を進めるとともに「事故原因を究明して再発防止に努めていく」と改めて強調しました。