モスクワの大規模テロを巡り、ウクライナ国防省の情報総局長が「ロシア側は事前に情報を知っていた」と主張し、詳細を明らかにしました。

 ウクライナ国防省情報総局のブダノフ局長は27日、テロについて「ロシアは少なくとも2月15日の時点でテロの準備について知っていた」と述べました。

 テロの情報はシリアを経由してロシアに知らされていたということです。

 また、ロシア側はテロリストたちがどのルートを通ってロシアに入国したかを把握していたとしています。

 ブダノフ局長はプーチン政権がテロを防げなかった理由はプーチン政権内部の権力闘争か、テロの規模を過小評価していた可能性があると指摘しました。

 アメリカ大使館は今月7日、コンサートホールなどでテロが起こる可能性があると事前に警告していました。