ミャンマー南東部の村が国軍による空爆を受け、住宅など30軒以上が焼失しました。空爆を受けた村は少数民族の武装勢力が国軍から奪還した直後でした。

 ミャンマーの独立系メディア「キット・ティット」によりますと、27日、ミャンマー国軍が南東部モン州にある村を焼夷(しょうい)弾を使って空爆したということです。

 この空爆で一般市民の住宅など、少なくとも30軒が焼失しました。

 消火のため村に向かう消防車を国軍側は、検問所で意図的に通過させなかったということです。

 村は元々、国軍の支配地域にありましたが、2日前に少数民族の武装勢力が取り戻していました。

 周辺地域では国軍と少数民族の武装勢力との戦闘が激化するなか、市民の被害がさらに拡大しています。