アメリカ・ニューヨークのコロンビア大学で、イスラエルへの抗議活動を続けている学生らがキャンパス内の建物のドアなどを破壊して侵入し、一部占拠しました。

 30日未明、コロンビア大学の学生らが占拠したのは、1960年代に学生運動の舞台となったハミルトン・ホールと呼ばれる建物で、デモ隊が家具で入り口をふさぐなどしてバリケードを作っています。

 抗議活動を巡ってコロンビア大学ではこれまでに100人以上が逮捕されています。

 大学側は、撤退命令に従わなかった学生に対して停学処分を出していましたが、新たに、建物を占拠した学生を退学処分とすると発表しました。

 現在、敷地に入れるのは一部の大学職員とキャンパス内の学生寮に住む学生らのみで、大学側の要請を受けた警察が周辺で待機しています。

 ホワイトハウスは、「バイデン大統領は表現の自由を尊重するが、抗議活動は平和的、合法的でなければならず、建物を占拠することは間違っている」との声明を出しました。

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