イギリスのキャメロン外相は、イギリスが供与した兵器でウクライナがロシア領内を攻撃することについて「権利がある」と容認する発言をしました。

 ウクライナの首都キーウを訪問したキャメロン外相は2日、ロイター通信のインタビューに応じ、「ウクライナにはイギリスが供与した兵器でロシア領内の標的を攻撃する権利があり、実際に行うかどうかはウクライナ次第だ」と話しました。

 これまで欧米諸国は戦闘拡大への懸念から供与した兵器をロシア領内に向けて使用しないように求めてきました。

 イギリスはウクライナに対して防空システムや長距離兵器のほか、軍用の無人機などを供与していて、キャメロン外相は、イギリスは必要な限り毎年30億ポンド、約5800億円規模の軍事支援を続ける意向も示しました。