ロシアのプーチン大統領が軍に対し、戦術核兵器の訓練の実施を指示しました。

 ロシア国防省は6日、ロシア軍がプーチン大統領の指示で局所的な戦場での使用を想定した核兵器、いわゆる「戦術核」の使用を想定した演習を行うと発表しました。

 演習では、核兵器の準備から使用までの一連の動きが確認されるということです。

 演習場所は明らかにされていませんが、ロシアメディアは近く実施されると伝えています。

 ロシア国防省は演習について「西側諸国からロシアの主権を守るため」としています。

 メドベージェフ元大統領は自身のSNSで西側諸国がウクライナへの軍の派遣を検討していることなどを批判したうえで、「これが軍が戦術核の演習の準備を開始した理由だ」と述べました。