先週12日、出馬会見を終えた大村慎一氏は、推薦願を出しに、各所を“アポなし”で回りました。関係者によりますと連合静岡は当初、鈴木康友氏を支援する方向で調整していましたが、この訪問を受けて、再度検討することになりました。その後、公明党や立憲民主党などの事務所を訪問。県庁では、県議会最大会派の自民改革会議を訪れ、推薦願を提出しました。

(大村 慎一氏・60歳)

「私の県政への思いを共有して頂いて、ご推薦を頂けるようお願いいたします」「私はまず「オール静岡」で取り組んで参りたいということを申し上げておきます」

そしてこの週末、初めての街頭演説に臨んだ大村氏。スタートに選んだのはJR熱海駅前でした。

(大村 慎一氏・60歳)

「大村慎一です。人生初の街頭演説を静岡の東の玄関口 熱海でやれせていただく。皆様、この静岡県をさらに豊かにしていきたいと思う。一緒に頑張りましょう」

熱海から始めた理由を問われると…。

(大村 慎一氏・60歳)

「熱海市は東の玄関口になる、オール静岡ということでみんなで頑張っていくんだと静岡県の力を更に伸ばしていくんだという思いを有言実行でまず話をさせて頂いたということ」

その後は、熱海から浜松へ移動。

浜松市を「西の玄関口」と評し、「産業や食文化を伸ばしていきたい」と訴えました。また、14日はJR静岡駅前でも街頭演説し、東・中・西のバランスを取り、「オール静岡」を示す思惑のみえる週末の動きとなりました。

そして、15日 午後2時半ごろ。会見を開き‟自身の政策”について発表。

(大村 慎一氏・60歳)

「有言実行と申し上げてきた、有言実行を体現したい」

3日前、正式に出馬を表明した際に掲げた「10+1」の基本政策について、防災や経済、子育てなどカテゴリー別に一つ一つ考えを述べました。

(大村 慎一氏・60歳)

「観光地を連携することによって、もっと大きな静岡県の観光地インバウンドもどんどん持っていけるような観光地になる」

また、「リニア」については…。

(大村 慎一氏・60歳)

「リニアについては推進をしていかなければいけないと思っております。推進の前提として交通利便性の向上や地域活性化につながって」「静岡県にとってもメリットがあるというのが前提に必要だと思います」「その中で開業に向けて推進していくその時に水資源とか南アルプスの環境保全、土砂の問題もありますが、今抱えている課題についてはしっかりと点検確認をして、そして県民の意見をいただきながら進めていく」

大村氏は先日、大井川流域市町の市長や町長と面会したと話した上で「対話を続けながら地元の意見をしっかりと踏まえた上で進めることが重要だ」と話しました。

浜松市の野球場計画については?

(大村 慎一氏・60歳)

「野球場老朽化しているので新しくしたいのは当然だと思います。地域の要望についてはしっかり受け止めて対応して行きたい」「お金もかなりかかりますので県財政の問題、市や地元や経済界の考え、造るときに県と地元が連携して出し合って造ることもよくあるので、それが可能かどうか」「ただ結論から言いますと必ず私が実行させていただく」